・・・

彼女の容体が気になったオレは、

近づき、診察をしようとした。

「?!!」

すると、近くに立っていた南ちゃん

を盾にして、

オレの診察を拒んだ。

・・・

「診察しないと、

どんな感じかわからないんだけど」

・・・

すると。

彼女は南ちゃんに、

耳打ちして何かを言ってる。

・・・

よくわからない人だ。

「孝明先生」

「何だい、南ちゃん?」

「少し横になったら、

すぐよくなるから、そっとしていてって」

「・・・」

・・・

まぁ、今の感じからすると、

本当にそうなんだろう。

患者さんもいないことだし、

そっとしておいてやるか。