「…バカ。

死んだら何もならない」

・・・

少し怒ってそう言うと、


「ゴメン・・・

でも、それくらい嬉しかったって

言いたかった」



「・・・そう言えば、

まだ返事聞いてない」



「フフ…

私を、

可愛いお嫁さんにしてください」



「もちろん」



自分たちの気持ちを確かめ合うように、

しっかりと、

抱きしめあった。



・・・

心の傷は、

全然癒されていないと思う。

・・・

それは、

これからオレが、

時間をかけて、

癒していくつもりだ。