「まお、ヒロ君。
赤ちゃんを産むことは簡単なことじゃないの。
育てるのだって大変なの。
自分の産んだ子の責任は親であるあなた達がとることになるの。
自分の一生をその子に捧げることになるの。
あなた達はそれが出来る?」


私とヒロは一度顔を見合わせて、にっこりと笑い、縦に首を振った。


するとお母さんもにっこりと笑い、


「分かったわ。お母さん、信じる。
 ヒロ君、まおのこと宜しくね。」