初恋

その不自然な笑みが気になって、さっきの話の中に、何かヤバイこと言ってたっけ？と、気になり、頭を回転させた。

あれ？
さっきの会話を思い出してみれば、
『良かった』って、おかしくね？
・・・いゃ、聞き間違いかもしれない。
そう思い、聞いてみた。

「あ、あの・・・私、貴方に会ったことありましたっけ？」

すると、何かまずいことをしたあとの子供のような顔をした。

「やっぱ・・・聞こえてた？」