そこに立っていたのは、ヒロ・・・ではなく、知らない若い男の人だった。

「かわいいね~!君、今一人?一緒に楽しいことしようよ。」

これは、もしや・・・ナンパ!?

でも私にはヒロがいるもんっ!


「いや、私これからデートなんで。」


「そんなに無理して嘘つく必要ないのにー!はい。いこーか?」


そう言われてそのまま強く腕を引っ張られた。

当然、女が男の力に叶う訳がなく、
必死に抵抗はしたが、コンクリートの壁に押し付けられてしまった。