「あのー、すいません。陵さんいますか?」

・・・・・・・・。

しばらく沈黙が続いて、
その、茶髪の男の人がこっちに近づいて来た。

「君は、陵のことが好きなの?」

と、何のためらいもなく聞いてきた。