「ごめん、うちの姉強引なやつで。」

「ううん。」

「・・・・」

「・・・・」

な、なんだろう。この沈黙は。
そう言えば、男の人の部屋に入ったのは、陵以外で初めてだ。
ドキドキする。

私はつい、この沈黙に耐えきれなくて、部屋の中を舐めまわすように見た。

「あっ・・・!」

私は机の下にある物を見つけてしまった。

世の男性人が持っているであろうものを。