「ここ俺ん家」

そう言われて、自然に家の玄関に入ると、そこにはチョー美人の女の人が立っていた。

「あら、お帰り。なによ、あんた、彼女出来たの~♪やだ、かわいい子じゃない!丁度良かった、お母さん買い物に行って来るから!ごゆっくり。」

え・・・?え!
お、お母さん!?
チョー美人なんですケド。


ガチャ

そんなことを考えていたら、玄関のドアが開いた。
そこに立っていたのも、チョー美人の若い女の人だった。

「あら、ごめーん!邪魔したかんじ?」

「もー、姉ちゃん!」

ね、姉ちゃん!?

まったく、ここの家はどんだけ美人がでて来るんだ!私が男だったら、ヒロがうらやましいよ!

「もーそんなところに立ってないで家に入った入った!」

と言われて傘を借りるだけだったはずがヒロの家に・・・いやヒロの部屋に入ることになった。

いや、
なってしまった。