そのまま私は「行くぞ!」とヒロにうでをひっぱられ誰も居ない屋上へつながる
階段に連れて行かれた。

「大丈夫か?ケガとかしてない?」

さっきの鋭い目とは違い、いつもの優しい目でそう言われた。

「・・・うん。・・・あの・・・でも・・・恐かったっ・・・」

ヒロの優しい声を聞き、安心したのか涙が溢れ出した。