家につくと家で働いている人たちがでてくる。
ハッキリいうとここに男性は父以外はいないと思う…。
いたら、私は生きてない!!
雲行きは怪しいままなので小走りで家へと駆け込む。
と、石が足にあたりつまづく。
やっちゃった……!
転けそうになったとき
「大丈夫ですか?未柚お嬢様。」
聞いたことある声ににてる声が聞こえた。
「あっはい。すいません。私の不注意が…。」
そういいながら顔をあげたら…
見たことのない"男の子"が私を抱えていた。

「いやぁぁぁぁぁ!!」
彼の手を振りほどき、遠ざかる。
顔は真っ赤というより真っ青。最悪すぎる。
「いってぇ…あのときと態度違うし。」
似てる声じゃない。ハスキーで女性アルトみたいな声の持ち主そのものだ。
と…いうことは?
「まさか…風さん?」
にたにた笑い彼は告げる。
「そ。俺の名前は天野風。今日からお嬢様専属の執事です。よろしくー。」
大変だ。真っ青どころじゃない…。
死にそう…。
あの風さんは男!?しかも執事…執事は男だし、専属!?
最悪すぎて私は気を失った。