黒の森と、赤の……。/ ■恋愛シミュレーションゲーム□

 
「……ふっ、ふ、ふざけんなよ吉良っ!?(怒)

なんであんたみたいなのが司くんにコクってんのよっ!!(怒怒)
だいたいあんた男のくせに男の司くん好きだとか頭おかしいんじゃないのっ!!?(怒怒怒)
沸いてんじゃないのっ!!?(怒怒怒怒)
だからさっきあたしが、『だいたいあんた達は男のくせに……仲良すぎだろ気持ち悪い!』…って言おうとしてたんだろお前気持ち悪いっ!!!(怒怒怒怒ry)」


<小町屋好感度、-1(※)>


…orz。  

…こいつはこたえるぜ…。


しかもこの女、周りにもクラスのやつがいること忘れてるくらいの勢いでネタバレしてるよ…。(´ω`。)

明日から俺のホモ伝説が噂になるよ勘弁してよ…。(´ω`。)


そんな泣きたくなるような気持ちをぶらさげながら、当初の予定である司の顔色を伺ってみた。


……まだ微かに、目尻に涙は残ってはいたものの、表情は笑っている。


…よかった。

…それだけが唯一の救いです、はい。(´ω`。)


…その後も数十秒、小町屋のマシンガン罵りと裕也がそれを見てびっくりするショーが開催されました。


/(※) 好感度の説明は、本編開始直前にあります。/