今度は別の意味で顔を真っ赤にしながら、拳を胸の前で震わせる小町屋。

このままでは小町屋ックバイオレンスの犠牲者にされると瞬時に判断した俺は、もっともな正論を加害者(小町屋)に突きつける。


「ちょっ!?
ちょっと待てっ!
俺は何もして…

「今さっき心の中で『ぷぎゃー!m9(^Д^)ww』って言っただろッ!?」


……クッ!

…コイツ鋭い!

だが、まだ確固とした証拠を握られた訳ではない!


俺は事の発端、司の援護に頼ることにした。

「司!
だいたいお前が、『ど、どうかな…?』…なんてゆうあからさまなNG返事したのが悪いんだぞ!?
だからお前からもこの勘違い女になんか言ってやってくれよ!」


…と発言したのがさらにまずかった。


「…吉良……おまえを殺す…」


般若のようなステキな表情で俺を睨む、小町屋さん。

『おまえを』までつけて殺意大幅アップですねわかります!


周囲に助けを求めようにも、裕也も司も、俺のほうを哀れむような目でみるだけで、助けてくれそうな気配すらない。


「……死ね」


小町屋が拳を振りかざした、その時。


→【19】