ブルームーン



え、え……。

頭が一瞬フリーズした。

何この状況。
告白されてんの、あたし。
しかもクラスのムードメーカー矢野くんに?

失礼ながら、本当に失礼ながら、冗談かと思った。

真剣な表情は冗談じゃないみたいで、余計混乱する。

「そんな、困った顔しないでよ……」

切なそうに眉を寄せる矢野。

そうじゃない、そうじゃないの。
困ってるとか、嫌だとか迷惑とかじゃないの。

言おうとして踏みとどまった。