「さてと、笹原さんそろそろ帰る?」 腕時計を確認した裕が言う。 時計を持ってきていない恵は時間を確認できないが、目当ての流星群が見られたので大いに満足だ。 「そうだね」 まだ少し名残惜しい気もするが、星なら晴れていればいつでも見られる。 見たくなったら一人ででも来たらいいのだ。 「ノリ、俺ら帰るよ」 野々宮たちに声をかけると二人が起き上がった。 「もう帰んの?」 野々宮たちといたのはあまり長い時間ではなかったが、恵たちが来てからはそこそこ時間がたっている。