ブルームーン



「ノリ、俺らと同級生なんだ。
良いヤツだから」

シートに腰を下ろしていた恵のすぐ隣に腰を下ろした裕が囁く。


ノリ、というのは名前からして彼のあだ名。
普通だ。何の違和感もない。

「ユウー、本当に流星見えんの?」

隣から野々宮の声がする。

「さあ。運が良ければ見えるはず」

ごろん、と再び寝転がった裕。

せっかく来たのだから、見てみたい。
綺麗な星空だけで十分楽しめるけれど、流星を見られたらきっともっと嬉しい。