「うん、気づかなかった」 時計を見ると、時刻はすでに恵のいつもの起床時間の三十分前だ。 「笹原さん、今度流星群見に行かない?」 「流星群? 見えるの?」 流星群なんて生まれてから一度も、プラネタリウム位でしか見たことがない。 流れる間に三回願い事言えたら叶うとか言うよね……。 「見えるかどうかは運次第だけど。 今十一月上旬だろ? おうし座流星群の極大がそろそろなんだよね」