「話そっか」 恵の方も少しおどけた声で答えると、よしっ、と嬉しそうな声が返ってきた。 「明日テストだから眠くなったら言えよ?」 「うん。そっちも言ってね」 初めにそれだけは確認して二人の長電話は始まった。 「テストどんな感じ?」 裕の方から聞かれて、恵は少し胸を張って答えられた。 「今回はね、結構いけたと思うんだよね」 「お、俺のおかげじゃん」 同じくらい得意気に言っている裕に思わず吹き出す。 確かにそうなんだけれど。