「笹原さんは? もう勉強する?」 いつもならそろそろ話を畳むところだ。 「うーん……。 竹沢くんはもう寝るよね?」 質問を質問で返してどうする、思わず自分に突っ込む。 「人の質問を無視すんな。 俺はー……実は今起きた」 「え!?」 「いや、もう残った教科今更勉強してもってやつだし、いっかなぁって思って」 と言うことは、今日は確実に恵のために電話してくれたことになる。 すごく……申し訳ない。