その後、恵より(というかそこらへんの女子より)上手なのではないかと言うほどの裕の手作りご飯を食べて、また彼らの曲を数曲聴いた。

小山が満腹で眠たくなってきてしまったので、野々宮が一人で歌うこともあったが、野々宮があまりにも切なげに歌うので変に感情移入して泣きそうになった。

しかも曲は野々宮の作詞作曲と言うから余計に。


結局二時間はいただろうか。
あまり遅くなると危ないから、と裕に言われて二人で野々宮家を後にした。