「なに??」 ぼんやりと月を見ながら返事をすると、思ってもない言葉が聞こえた。 「最近矢野と仲良いっぽいけど、付き合ってんの??」 「は!?」 予想外すぎて遠慮も配慮もなく思いっきり声を上げてしまった。 「いや、付き合ってんなら俺こうやって電話しない方がいいかと思って」 「つ、付き合ってないよ?」 こんなことで噛んでどうする。 自分で呆れた。 でも、驚いた。 自分と矢野が付き合っているように見えるということが。