ブルームーン


でも、
こんなことにあまり慣れてない恵が慣れてないことをされると、好きじゃなくてもドキドキする。

ときめき、とは何か違う気がするけれど。

「うわ、次英語じゃん。
笹原さん、当たったら助けて!!」

思い出したように言う矢野だが、

「この距離でどうやって助けたら良いの!?」

恵と矢野の席は決して近くなく、しかも恵の方が後ろに座っているので、答えを教えようとしたら矢野が後ろを向くことになる。

助けるなんて不可能だ。