・・・あれから2年の月日が経っていた・・・

亜夜は2年前の1週間前博之に刺されてもぅ目を覚まさないかも知れない。そう医者から言われたらしい。

だからみんな、諦めかけていたんだって。でも唯一諦めないでずっといつも傍に居てくれた人がいた。

それは、だいちだったらしい。亜夜が入院してから亜夜が退院するまでの5か月間、病院に泊まり込んで亜夜の面倒見ててくれたらしい。

退院してからしっかりお礼を言った。すると

「亜夜さんはあの時俺らに文句言ったのについて言ってくれて、俺らのこと大事にしててくれたってちゃんと気づいたんで。それの恩返しです。」

だいち。。。あんたさ、それは嬉しいんだけどさ、亜夜あんたに恩返しなにも出来てないよ。そんな亜夜が悔しいよ。

「亜夜なんかなにも出来てないじゃん。なんかいっつもしてもらってばっかで悪いし、なんか恩返しさして?」

そう言うと

「もぅ返してもらってます。だからいいんすよ。あいつらも、良いって言ってますし^^だから気にしないでください。俺らにとっての恩返しは、俺らのこと思っててくれる事っす。」

そう言われてなぜだか知らないけど、無性に涙が出た。自分でもなんで涙が出てるのか分からなかった。

だけど、だいちはニコニコしていた。亜夜はそのまましゃがんで大泣きした。子供みたいに。。。

いつぶりだろう。。。こんなに泣いたの・・・・・・久々だな。。。それもこれも全部だいちのせい。あんなこと言うのはずるい。まるで将太みたい。。。

そう言えば、来週将太の三年忌だ。。。そう思うと余計に涙が止まらなくなった。

「将太さんの事思い出してるんすか?そう言えば来週でしたもんね。あと、言いにくいんですけど、、、腹の中の子、刺された時に死んでたそうです。だから流産した事になります。。。」

あー、、、だろうね。腹あんなに思いっきり刺されたんだ。そりゃ死んちまう。。。よな。。。

死ん・・・だ・・・?ってことはなに?亜夜は人殺ししちゃったの・・・?

嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘。やだやだやだやだやだやだ。

一緒に生きてけると思ってたのに。。。あんな奴に殺されたの?やなんだけど・・・

あ。そう言えば。。。

「だいち!あいつどうしたの?」

「殺りましたよ^^でも半殺しにして、ちゃんと注意しておきました^^」

そうなんだ。。。とりあいず亜夜は疲れた。

「そっか。分かったよ^^んじゃまた来週ね?」

「はい。また来週。」

そう言ってその日は別れた。