そんな昂の前へと回り込み……


パシッ………



「…………ってぇ…」


昂の頬目掛けて、平手打ちをかます


女の子達もさすがに唖然としている様子


そんな中、私は自分でも不思議なくらい冷静だった


「ねぇ…昂?」


「……んだよ」


私を冷めた目で睨んでくる

彼女に対してそんな目をむけれるんだ…

でも実際こう思っている私もきっと、昂に負けないくらいの表情をしていると思う