愛してる君へ。

「どこがっ、

どこが好きなんだっ?」

二人きりの帰り道

聞いてみた。

そうすると

困ったような顔をして

「えーとっ、

えっと、

せっ、性格だよっ・・。」

「そっか。

優しいもんな。」

「う、うん・・・。」

正直、泣きそうだった。

「隼も早く

彼女。

作りなよ?」

「わかってるよ。」

わかってないけど

わかってる。

そういわなきゃ

ダメな気がした。

それが今

結婚の話。

もうヤバい。

美羽が結婚したくない理由

探さなきゃな。

そのためには

本人に聞かなきゃ

ダメだよな。