愛してる君へ。

美羽の彼氏・・・。

「あのっ・・すいませんっ。」

「へぇっ?あ、はい。なんですか?」

「快川理央って人見かけませんでしたか?」

「あ、さっき公園で見かけました!

たしか・・

雑誌の撮影してましたよ。」

「そっか。ありがとっ。」

俺は思いっきり走った。

「あの人、かっこよかったね・・・。」

「うん。あたしもそー思ったぁっ!!」

「超やばぃ!!」

はぁ。。。

はぁ。。。

息が続かない。

「あ。。。。。」


ここだ。

いた。

「やぁ。隼じゃないか。」

「こんばんわ。理央さん・・。」

「今日はどうした?」

「美羽と結婚するんだって?」

「ははっ。もう知ってしまったんだね。」

「もちろん。

俺、美羽と仲いいですから。」

「ああ・・。そうか。」

「・・・二人が望んだ結婚なんですか?」

「ああ。もちろん。

美羽も心から望んでいる。」

・・・嘘だ。

美羽は結婚したくないって言ってたぞ。

何にもわかってない。

お前になんか美羽を・・・・


渡したくない。