公園で少しだけ話した。

結婚は今日急に決まったらしい。

美羽はそまだそこまでの話をしている間

ずっと作り笑いをしてた。

笑っているように見せてた。

そんなに結婚するのがうれしいんだ。

そう思った。

多分美羽にとって彼氏は

かけがえのない存在なんだ。

俺にとっての美羽の存在のように。

「結婚式いつ?」

「まだそこまでは決まってない・・。」

「そっか。決まったら教えてな。」

「・・・うん。」

俺の顔を見て悲しい顔をした。

「美羽??」

「隼・・っ、あのねっ・・」

「ん?」

俺の顔をよーく見て美羽は

俺に何かを伝えようとしてた。

だけど

「何にもないっ・・・。」

そういって顔をそむけた。

その瞳には

うっすらと涙が見えた。