「仕事が終わるのを待っとく。逃げるなよ」

あいつは、本当に何様だ。

店長に愛想良く頭を下げて扉から出ていった。

「何やってんの?お客さんが慌てて教えに来てくれたよ」

「ああ、すみません。
止めてくれなかったら殺してました」

「物騒な事言わないでよ」

生半可に殺っても、あいつの力には適わない。
だから、動けないぐらいやらないと。

「それと助かりました。
店長来てくれなかったら連れていかれるとこでした」

「どーゆう事!?」