「不能になって困るのは、お前だろ」

「困るわけないだろ?反対に笑ってやるよ」

「素直じゃないな」

上目線で余裕なとこ―――

「ちょ…!何やってんの!?
すみません」

こいつが来てたから忘れていたけどバイト中だった。

辺りを見渡したら野次馬大好きな客が集まっていた。

鬱陶しい。

「いえ、仕事中に内輪揉めを持ち込んでしまって申し訳ありません」

店長が「知り合い?」と目線で訴えてくる。