「嫌だったわけじゃねーよ!ただ、その……」
「?」
「昼で明るいし、えっと……」
顔を見れなくて、景色が見えるほうを向く。
「だから!恥ずかしかったんだよ………」
声が小さくなってしまった。
「だってしょうがないじゃん?す、好きなんだから……さ」
目を見て言えればいいんだけど、俺にはちょっと無理だから、将吾の服の裾を掴む。
その手を将吾は取って、
「じゃあ、しょうがないね。」
と微笑んだ。
「でもいつかは覚悟しといてね。今度は逃がさないから」
「うっ……うん。」
「お腹空かないか?何か食べよう。」
手を繋いだまま将吾は歩き出した。
手を離そうと思ったけど、階段下りるぐらいまでなら良いかなって、俺は手を握り替えした。


