数分後、ようやく―― 「到着ー!」 「お疲れ様。ほら、あそこから街が見えるんだ。」 長い階段を上りきった。 辺りは木々が生え、雑草も伸び放題。 明らかに人の出入りがない場所だ。 木々の間を抜け、古い木製の柵の前で足を止めると、眼下に俺たちの住む街が広がった。 「すげー……」 「だろう?」 「うん。予想以上の景色!あ、あれ学校かな?」 「そうだね。」 「こんな所でこんな絶景が見れると思わなかった。」 はしゃぐ俺を見て将吾は笑う。