波打つ人混みを眺めていた視界に、待ち人が映る。 あ……将吾だ。 歩み出しそうになって思いとどまる。 俺から話し掛けちゃいけないんだった。 この人混みの中ですぐに見つける俺って…… 相当将吾が好きなんだな。 っていうのもあるんだけど… 俺がすぐに見つけれた理由は、 将吾が目立つから。 うーん…… やっぱ将吾って格好いいよな。 将吾の近くを歩く女性達は、みんな振り返る。 ちょっと妬けるかも。 その時、将吾の視線が俺を捕らえた。