――土曜日、駅前。 休日と言うこともあって人々で賑わっている。 ちょっと早く来すぎたな……。 将吾はまだ来てないみたいだし。 家族、カップル、友達…… こんなにたくさんの人の中で、将吾は俺を見つけられるんだろうか? ただ普通に見つけるのだって、この人混みじゃ困難なのに。 “――信じて” 「……俺が信じなきゃ」 そうだよな。 蓮が将吾の何であろうと、何を言おうと、将吾の恋人は俺だ。 誰よりも将吾が好きだって自信が俺にはあるんだから。