コンコンッ

「は〜い。いいよ〜」

学校にも…っていうか、
男装することにも慣れてきたある夜。

部屋の扉が、ノックされた。


お風呂からあがったばかりで
暑かったから、

あたしはバスタオル一枚で
火照った体をさましていた。


だけど、どうせ眞季だし…
……否、
例え 眞季じゃなかったとしても、
女同士だし、別にいいよね。


そう思ったあたしは
バスタオル姿のまま、そう返事をした。