やっとの思いで、下に続く階段へと着いた。 下からは、鉄のような匂いがかなりした。 『うっ………………』 どうしよ、今下に行けばまきぞいを食らうだろうし。 私は、恐る恐る。上から下を覗いてみた。 『あっ…。』 そう一番に目に入ったのは、新撰組の羽織だった。 そこには、離れてしまった… あの人の姿もあった。 『ぉ、沖田さん…』