そのお客さんは、どうやらこちらに向かってくる様子だった。 特にきにかけず、通りすぎようとした時 「おい。」 ちょうど私の目の前に来た瞬間、声をかけてきた。 これって、私に話しかけてるよね? 『はい。何でしょう?』 そう答えながら、私は顔を持ち上げた。 「かわらはどこだ。」 『そちらでしたら、あちらの角を曲がった所にございます。』 私は、体をひねり手を向けた。