そう、ボソッと仁子は呟くと奥に行ってしまった。 どうゆう意味だろ。 何か、よくない気がする。 さっきいた部屋は、他の芸子さんが連れ添ってくれてたけど…… 隣の部屋からは、楽器の音や笑い声は全く聞こえない。 想像のつかない客に、先ほどより緊張する。 私は、一度さっきいた部屋に戻り、挨拶をすると部屋を出た。 さてと… 行きますか。 嫌な予感が的中しないことを願い。 私は、戸に手をかけた。