――――あるから数日 土方さんは一度も顔を見せる事は無かった。 少し望んでいてしまった自分がいた。 「静乃ちゃん、大丈夫?」 『え、あ。はい!』 この人は仁子(キミコ)さん。 あの屋敷を出た後、行く宛も無い私は、フラフラと町をさ迷っていた。 そんな時… 見ず知らずの私に声をかけてくれたのが仁子さん。 今でも本当に優しくしてくれる。 「そう…。余り無理しちゃ駄目よ?」 『ありがとうございます。』 返事をすると、ニコっと微笑みどこかに行ってしまった。