「あいつは………」 その言葉にその場にいる誰もが息を飲んだ。 信じられない気持ちを抑えながら、沈黙が続いた。 “あいつは……人間などではない。” そう新撰組の心にへと、つきささった。 困惑した空気が辺りをおおう。 「な、何言ってるのさ。」 「落ち着けっ!総司」 今にも飛びかかりそうな沖田さんを原田さんが押さえこむ。 「なら、何だって言うんだよ。あんたも、人間じゃ無いんだろ?」 そう、 冷静さを保っている原田さんが聞く。