「あんた、買い出し行ってきて。」 『はい。』 私は、今。 島原の裏で働いている。 主に、雑用とか買い出し。 あれから次の日、私は朝早くあの屋敷を出た。 新撰組には戻らず、一から始めることにした。 確かに、迷った。 でも、私には勇気がない。 だから、こんな方法しか選ぶことが出来なかったんだ。 買い出しの時も、なるべく新撰組の人会わないように注意をして出歩く。 会ってしまったら、決心が揺るんでしまうと思ったから。