そう、私に救いの手を伸ばしてくれたのは、真人さんだった。 蓮って奴とは違って、穏やかな優しそうな感じ。 「別に俺は…っ!」 何か言いたそうだったけど、途中で止めてしまった。 「お腹でも空きましたか?」 『えっ……ぁ、はい。』 「では、こちらに。」 やっぱり、優しい人だ。 ここにいる人達は、皆個性的だな~。 立花遼って人は、かなりの俺様だし。 蓮って奴は、怖いし。 何かうざい。 でも、真人さんは とっても優しい人だ! って、そう言えば。あの人の姿がないなぁ…。