「お前は…………。」 「相変わらず、腑抜けた面をしているな。」 殺気があちらこちらから伝わり、油断も隙も出来ない。 「貴様、どこから入った!!」 土方さんの声が、静かな夜の中で響く。 「クッ、何を今さら言っている。」 何だと。と、さらに威嚇をする。 「まあいい。それより、お前らの大切な女の姿が見えんなぁ。」 そう、わざとらしく言う。 「ねえ。静乃ちゃん、どこにやったの」 土方さんに続き、沖田さんも何かに感付く。