夏休みが終わりに近づいてきた頃、私は蒼先生の部屋にいた。


「梨香、機嫌悪そうだけど、何かあった?」


何かじゃないっ、大あり!


「先生、アンジェの下着姿で性欲満たしてたって本当?」


「ちょ…直球で聞くか?」


蒼先生が、真っ赤になった。


本当、なんだ…。




「私じゃ、ダメなの?」


「梨香が、セックスに応じるとでも言うのか?」


蒼先生は、お前にできるわけないだろ?って表情をする。


「そ…そうよ、できるわけないなんて思わないで。」


私は、ツーピースの上着のボタンに手をかける。


恥ずかしいなんて思う間もなく、一気に外してしまえば…いい。




蒼先生が、その手を止めた。


「脱がすのは、僕にさせてよ。」


そう言って、私をベッドに腰かけさせる。




「梨香が良いなら、僕は止めないよ。」


キスをしながら、私をベッドに押し倒した。


今までの、触れるだけのキスとは全く違う。



まるで、私の唇の感触を楽しむかのように、下唇を甘噛みする。


痺れるような感覚が…した。


そんなキスに、ぼうっとしていたら、舌が入ってきた。


こんなキスしたことない私は、ただ驚くばかりだった…。



さっきまでキスしてたのに、いつの間にか、私の首筋に唇を這わせている。


蒼先生の、荒い息遣いが聞こえる。


私とこうしていることで、興奮しているみたい。


もう、グラビアで性欲満たしてたことなんて許しちゃおう…かな。