「じゃ、私参加ね!」


アンジェが新聞部員の肩を叩く。


「クラスのみんなにも聞かないと…。」


アンジェが新聞部員の耳元で囁く。


「私が行くと、もれなく手作り菓子とリコが付いてきます。」


どうやって梨香の名前を出すか考えていたけど、アンジェに任せた方が良さそうだ。




この女は美人だし、彼女の言うこと聞かないなんてことは…ないはず。


「男子生徒釣る餌としては、魅力的ですねー。」


よし、かかった!



「蒼先生、男子に人気無いですから…。」


悪かったな…。





「じゃあ…イイ?」


アンジェは、耳元で囁くように話し続ける。



この女が本気出したら、陥落できない男はいないんじゃないかと思う程だ。


「了解です。」


「ありがと。」







アンジェと2人になったところで、ハイタッチ。



「よくやったアンジェ、感謝する。」


「あんたのお願いは聞きたくもないけど、リコには喜んで欲しいからね。

エロ本探し、マジでやるから覚悟しな。」



そ…それは勘弁して欲しい。