翌日、僕は自分のクラスの男子生徒に声をかけた。


「確か新聞部だったよな?

この間、3年の生徒が部屋を取材したいって来たけど、ウチはアパートだから条件付きで良ければOK出すよ。」


「飲める条件であれば…ですが。」


「部屋に入れるの、多くて4人までにして欲しい。

坂下先生の時みたいな公募は、ナシにしてくれるか?」


「公募かけられないのは、仕方ないか…。

メンバー、どうやって決めましょうか?」


「ウチのクラスの連中なら、文句ないと思うけど…。」






「蒼、何の話?」


アンジェが聞いてきた。


よし、ナイスタイミングだ!



「前回、坂下先生がスケープゴートになった企画。」


「あぁ、先生んち訪問ってやつ?

蒼んちでエロ本探しってどうよ?」


「面白そうな話ですねー。」


よし、新聞部が食い付いてきた。



「ま、探せるものなら探してみな。」


そう言いつつも、一抹の不安が…。


どこへ隠そう?