蒼恋物語 【教師×生徒の恋バナ第一弾】

唇を指先でなぞられ、不思議な感覚を覚えた。



付き合っているのだから、キスくらい…当然だよね。


だけど、いままでの自分が変わってしまいそうで…。



返事をしかねていると、唇から指先が離れた。




「帰ろっか。」


ちょっとガッカリしたような表情で、蒼先生がハンドルに手をかけた。







「いいよ…。」


私は、聞こえるかどうかも分からないほど小さな声でつぶやいた。


その声を聞き取ったみたいで、蒼先生は私を見つめた。


夕日に照らされて分からないとは思うけど、私の顔は絶対に真っ赤になってる。





蒼先生は、私の顎に手をかけ上を向かせると、顔を近づけた。


軽く触れるだけの、キス…。