この作品の元が生まれたのは、私がまだ女子高生してた頃だった。


その頃は漫画家を目指していて、勉強そっちのけで描いてばかりいた。


授業中にさえ…。


その頃だったかな?

『夢じゃ腹は膨れない。』

って言葉を聞いたのは。


言ったのは、学校のセンセ。


数々のセクハラに遭い、ウッカリ不倫しかけた相手だ。


いやー、危なかった!


そいつは

『男はみんな狼だからね、ふふふ…。』

という迷言も残している。


お前が言うなやー!

って、ツッコミ入れたいくらいだ。


今頃、セクハラで捕まってはしないかと思うくらいだ。


ってか、今の私だったら訴えてるな…絶対。



脱線したので、話を戻そう。


そのセンセの言葉(もちろん迷言の方ではない)は、私の座右の銘となった。


描くのは、いつでもできる。


何とか就職して、暇を見つけてまた描こう!


…そう、思ってた。


この前までは。


だけど、毎日描いてそれなりに描けてただけの奴が、一旦ペンを置いてしまったのだから…。


気がついたら、描けなくなっていた。


時間って、恐ろしい。


そんな時に、ケータイ小説の存在を知った。


実際書き始めたのは、もう少し後だけど。


書くにあたって、描写を文字で表現する難しさを知った。


実は、作文の類は嫌いだ。


昔から、そういった授業や宿題は逃げていた。


学校で作文のみの評価がつけられるとしたら、間違いなく赤点だろう。


っつーか、作文の提出を翌日に控えて車にはねられた時に思ったことが

『大ラッキー!』

でしたから…。


ダメじゃん!自分。