抱きあったまま、荒れた息を整える。



「梨香が腰振るなんて、初めてじゃないのか?」



イヤラシイって…思われちゃうかな?



「いつも僕1人だけ気持ちいい思いしてるんじゃないかって、気になってたから…嬉しい。」


蒼先生が、ぎゅって抱きしめてくれた。




少しして、入れたままだったモノを抜く。



「…ヤバイ。」


蒼先生が呟いた。



何だろ?



「梨香、ごめん!

ゴム、破けた…。」



一瞬、え?って思った。



だけど周期から計算すると、大丈夫だとは思う。



「激しすぎちゃった?」


「何を悠長なことを…。

もし、妊娠したら…すぐ言えよ。」


「うん。」



蒼先生は私を抱きしめ、頭を撫でてくれた。