「あ、えっと…ごめんなさい。」


「いや、謝らなくてもいいよ。

お風呂、入っておいで。」




私はベッドから出ようとして…やめた。




日が差し込む部屋の中で、こんな格好じゃ出られない。




私が考えてることなんて、蒼先生にはお見通しなのか


「コレ、着たら?」


と、自分のシャツを渡してくれた。






お言葉に甘えて、それを着る。



お風呂場に向かうのだけど、ズキズキ痛くて上手く歩けない。



蒼先生は、そんな私の姿をじっと見ている。





「あの…そんなに、じっと見るほど変?」


「いや、ホントにオンナになっちゃったんだな…って思って。」




蒼先生は、感慨深げに言った。