蒼恋物語 【教師×生徒の恋バナ第一弾】

蒼先生が、その指の動きを止めた。



「先生、やめちゃ…やだぁ。」


その指によってもたらされる、高みに上っていくようなアノ感覚がもっと欲しくて、無意識のうちに懇願していた。



「梨香、ひとりだけでイクなんてずるいよ。

ちゃんと、僕もイかせてくれなきゃ…。」


蒼先生は、すっかり硬くなったソレを私にあてがう。



「力、抜いて…じゃないと、梨香が辛いだけだよ。」



そう言うと、蒼先生はソレを挿れた。



力抜けって言われても、どうしたら良いのかよく分からない。



痛い!


でも、ガマンしなきゃ…。


私は左中指を噛んで、その痛みを誤魔化した。



「とりあえず先っぽだけ入ったけど、もう少し頑張れる?」


えーっ、こんなに痛くて先っぽだけなの?


将来、赤ちゃん産めるんだろうか?



「もう…限界?」


蒼先生が、心配そうに私を見つめる。



「大丈夫…。」


心配させないように、微笑んだ。



「じゃあ、一気に入れるから…。」


そう言うと、一気に突きたてた。



「んんん~っ!」


体が裂けるんじゃないかって程、痛かった…。



さっきまでの嬌声をあげるほどの気持ち良さなんて、吹き飛んでしまった。