「アンジェ、ゴメンね。

言いたく、なかったよね?」


「いいよ。

リコを不安にさせるくらいなら、いくらでも言うわよ。

だけど…1度口にすると、この気持ちを抑えられなくなりそうでコワイ…。」


「明日の当番の後、2人でこの衣装のまま、コーヒーのデリバリーしましょうか?」


「どこへ?」


「アンジェったら、分かっているくせに…。」


「それも…良いかもね。」


アンジェが、ふっ…と笑った。





アンジェのもとに、メールが届いた。


「リコのケータイから送ったメール、私の仕業だってことが蒼にバレた。」


そう言って、アンジェが私にメールを見せてくれた。



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次やったら、殺す。


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蒼先生ったら、物騒な…。



「ったく、教職員のセリフとは思えないわね…。」